「夜明けの唄 ６」 (from RED COMICS 072)ユノイチカ
カバーデザイン:円と球
あらすじ
どんな運命でも、二人なら。
揺るがぬ愛を問う第６巻！
「俺から 離れようとするな」
歴代の覡がうけてきた凄惨な仕打ちと裏切り。
その恨みを晴らすべく、ミカイルは貴族を襲う。
復讐を止めたいとミカイルのもとに駆けつける二人だったが…。
さらに戦闘のさなか “アルトの秘密” を知らされたエルヴァは、
彼を失うかもしれないという恐怖に苛まれる。
今までとどこか様子の違うアルトを前に
エルヴァが思うのは――。
珠玉のボーイズ・ロマンス巨編
累計１７０万部突破
オススメ度
★★★★★
黒海に体を乗っ取られた元覡のミカイル。
これまではミカイルは黒海側なのか、領主シヨン側なのかよくわかりませんでしたが…結局どちらでもなかった。
ミカイルは歴代の覡の運命を悲しみ、それを慣習とした人間を憎んでいたんですね。悲しすぎる…。
アルトとエルヴァは無事に再会して、とうとう…体も結ばれます‼️両想いからここまでくるのも長かったけど、ここからがまた大変そうです💦
ストーリー(ネタばれ少々あり)
元覡のミカイルの狙いは島の全員を殺戮し、終わらせること。これまでの歴代の覡への扱いを知ってしまったミカイルはすべてを背負っているものの、弟同然のエルヴァだけは守りたい。
しかし島民に追われたミカイルは、そのまま無惨に殺されてしまう…。
黒海に体を乗っ取られていたミカイルだが、用無しと見た領主の妻ニナに見捨てられる形で…。ニナも黒海に乗っ取られています。
村の灯台に戻ったエルヴァとアルト。
元の生活に戻ったようでいて、目の前で兄同然のミカイルを殺されたエルヴァの傷は深く、食事もままならない。
しかも、黒海のミカイルから最期に「アルトは黒海のこども」という事実を聞いてしまい…。
そのことをエルヴァに話さないままのアルトも不安を隠したままエルヴァのそばにいることに。
しかも、レティが「外の世界」へ出ることになり、自分の体がどうなっているかを知りたいアルトもついていくことに。
アルトと離れる前に決意をしたエルヴァは…。
エロ度
★
ようやく‼️合体💕
長かったですねー。おめでとうございます✨
もちろんエロさはほぼないのですが、ちゃんとしてますのでこれだけでファンとしては充分ではないでしょうか⁉️
まだ問題も謎も山積みなので、変にイチャイチャされてもね…。今回はアルトの出自がどうであれ、アルトを信じると決めたエルヴァ様の決意の結果なので。
これからきっとつらい展開もあると思いますが(むしろそんな展開しか思いつかない)、ふたりの心は離れないってことですね💕
まとめ
エルヴァとミカイルは、つらい別れ方でした…。
これまでの覡への扱いに憤りを感じ、すべてを壊そうとしているミカエルは悪者では無いのですが、島民もすべて殺して終わらせる、という決意はあまりにも代償が大きすぎて…。
6巻まで来ましたが、まだまだ謎が多すぎる💦
とりあえず自分のためにもここまでのまとめを書いておきますのでネタバレされたくない方はお戻りください‼️
・未来が見える覡は政治の取引きの道具、性的な対象としても利用され続けていた。レティの祖父もそれに加担していた。レティの家はそれを脅されて島の鎖国化を手伝った。
・領主シヨンは人間(黒海に取り込まれていない。)。妻のニナは黒海。シヨンを愛しているのでシヨンだけは助けたい。
・アルトの父は自殺した後、黒海に体を乗っ取られたが、アルトの母とアルトの存在、そして当時覡になったばかりのエルヴァの言葉で、人間を黒海に与えることはやめた。(すでに死亡。)
・レティとアルトは島の外へ。現代の医学でアルトの体の謎は明らかになるのか？
こんなところでしょうか。
どの国へアルトが向かうのかはわかりませんが、レティの実家に行くとのことなのでアメリカとかですかね？ビルだらけの大都会にアルトが降り立つ…って正直想像ができません💦
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