「拈華を待っていた」 (バンブーコミックス 麗人セレクション)吾瀬わぎもこ
カバーデザイン:円と球
あらすじ
僧侶である唯真は、捜査中に殉職した刑事の幼馴染・羣司を喪って以来、涙を流せなくなっていた。
行き場のない怒りと、最期まで告げることのなかった羣司への想いを抱えて生きる唯真には、煩わしく思う存在がいる。
羣司の月命日になると必ず墓を訪れる後輩刑事・田鍋。
自身の抱える深い喪失感を実感するたびに明るく前向きな田鍋の性格が、忌まわしくて仕方がない。
羣司に可愛がられていた田鍋への苛立ちは、思いもよらぬ言葉に変わり…?
「あの人の代わりに私を慰めてくれますか?」
吾瀬わぎもこが描く情念と救済の物語。
オススメ度
★★★★★
タイトルの読み方が難しい…💦
拈華は『ねんげ』と読むんですね〜。受けがお坊さんなので、『拈華微笑』という仏教用語だそうです。
意味は作品を読めばわかりますが、『口にせずとも心は伝わる』ということだそうで。
好きな人を亡くして、悲しみをどこにも吐き出せずに微笑む受けの心の痛みを攻めが感じ取ってくれるので、読めば納得のタイトルだと思います✨
しかしお坊さんとか、普段ちゃんとしてる人が意外とえっちだったりするのって妙にエロいですよね💕
ストーリー(ネタばれ少々あり)
幼馴染みで刑事の羣司を亡くして数ヶ月。
僧侶の唯真は悲しみをどこにも吐き出せず、日々を過ごしていた。
ずっと心にしまっていた羣司への想いを伝えることもできなかった唯真。
羣司の後輩で、月命日に必ず墓参りに来る田鍋は明るく真っ直ぐな性格で羣司にもかわいがられていた。そのせいか、どうしても田鍋にキツく対応してしまう唯真だったが、田鍋だけが羣司の死による悲しみに気づいてくれて…。
「あの人の代わりに抱いてくれますか？」
どうせ引かれると思ったのに、「抱けます」と答えた田鍋と寝ることに…。
エロ度
★★★★★
吾瀬わぎもこ先生のエロは迫力がありますね‼️受けも攻めも男らしい体つきなの最高🩷
あとがきで柔道やレスリングを見てスムーズな体位の移動を考えられたとあり、めちゃくちゃ納得(笑)
受けのアソコの辺りにホクロがあるとかエッロイ設定がいいけど、言葉だけでなくそこをもうちょっとイジってほしかったかなー。
それにしてもエッチ多くてすごかったです🩷
描き下ろしもエロあり‼️さらに電子限定の4P描き下ろしでもエロあり‼️
エロ面では大満足です✨ありがとうございます…🩷
しかしせっかく受けがお坊さんなので和装でのえっちも欲しかったです💦これは残念💦
まとめ
冒頭ですでに亡くなっている、受けの想い人の羣司さん。これがまたいい男でね…✨
正直、攻めの田鍋より羣司さんのほうが好みなんですよね💦普通に羣司が生きてて、羣司×唯真でもよかったかなと思ってしまう…💦
攻めは年下わんこ系ですが、表情があんまり好きではなかったので、気になったのはそこくらいですかね…。
デビュー時から『アフターグロウ』あたりの絵が好きだったので、少しキャラの表情やビジュアルが変わってきたような気がしますね。あと線が太くなったかな？まぁ、つい買っちゃうんですけどね〜。
受けにトラウマがあるお話が続いたせいか、全体的に暗めの雰囲気になってしまうけど、泣けるほどではないので中途半端になってしまう気がします💦
もうちょっと軽めのストーリーのほうが上手いのでは、と思うのは夏みかんだけでしょうか…。
もちろん作品としてはレベル高いので、これはもう好みの問題なのですけど。好きな人がすでにこの世にいない、というのはわりと重いですよね…。
重めで落ち着いたストーリーが好きな方にはオススメです‼️
あとエロは迫力があって文句なくオススメです🩷ゆいつ先生あたりが好きな方は刺さるエロでしょう✨
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