【韓国ドラマ】壮大なファンタジーアクション「還魂」「還魂2」視聴感想!

韓国ドラマ

こんにちは、夏みかんです。

今回は韓国ドラマ『還魂』、続編『還魂2』をご紹介します✨

Netflixにて視聴できます。

ドラマのスケールも設定も大きすぎるため、説明もなかなか難しいのですが…。

ファンタジー、アクション、恋愛…いろんな要素が詰め込まれた作品✨視聴してても、「あ、あの伏線がここに繋がっててここで回収するのか〜」と何度も感心してしまう脚本の緻密さも素晴らしい❗️

そして何より、キャストのひとりひとりがハマり役で…‼️これほど魅力的なキャラクターだらけの作品もなかなかない、というほどどのキャラもいい味を出しており、このドラマに欠かせない存在です✨

あらすじ

『還魂』(2022年/全20話)

『還魂2』(2022年/全10話)

『還魂』はファンも多い反面、途中でリタイアする人も少なくないかと思います💦

それというのも「大湖テホ国」という架空の国のお話になるため、この国のシステムを理解するのが結構大変。さらに登場人物が多く、関係が複雑。そしてタイトルにもなっている〈還魂〉という初めて聞く術をすんなり理解することもなかなか難しいわけで。結果、最初の数話の情報量が半端ないことに〜💦しかし、そこを乗り越えればハマること間違いなし‼️

これから観る方のために、簡単にまとめてご紹介していきますね❗️

まず、舞台は架空の国、「大湖テホ国」。時代劇でありますが、朝鮮時代というわけではないのです。

大湖国では【王室】を中心に、【松林ソンニム】【天附官チョンブガン】【鎮妖院チンヨウォン】という機関があります。

【松林】…大湖国には”水の気”が満ちており、その気を使う術士が集う武力機関。トップは総帥のパク・ジン。

【天附官】…天や星を読む機関。トップは官主のチャン・ガンですが、長年放浪しているため副官主のチン・ムが取り仕切っている。

チャン・ガン(官主、ウクの父)

チン・ム(副官主)

【鎮妖院】…妖器などを所有し、使用することができる機関。トップは院長チン・ホギョン。女系。

冒頭、次々と暗殺を繰り返す手練れの女刺客のナクスが、遂に松林のパク・ジンによって致命傷を負います。

死を前に、ナクスが行うのが【還魂】という邪術。国では禁止されています。かなりの術士でないと行えない技です。

【還魂】とは…二人の人物の魂を入れ替える邪術。還魂した人間には体に青いアザが残る。さらに、還魂人は〈暴走〉することがあり、本人の意思とは関係なく人間の水の気を求め、最後は干からびて死に至る。〈暴走〉を抑えるためには〈氷の石〉が必要。

ナクスが還魂したのは、たまたまその場にいた盲目の娘ムドクでした。

ムドクの体に入ったナクスの魂。ムドクとして生きることになりますが、なぜかナクスだった時の力が失われており、なんの術も使えないただの娘となります。(盲目だったムドクですが、ナクスが還魂して目は見えるようになります)

妓楼に売られてしまうムドクは逃げますが、もちろん行くあてはなし。そんな時、妓楼でチャン・ウクと出会い、侍女として拾われます。

チャン・ウクは【天附官】官主チャン・ガンの息子で、名家チャン家のお坊ちゃん。

しかし、父親によって〈気門〉を塞がれ気を使えないようにされており、何の術も使えずに歯がゆい思いをしているウク。自分の気を解放してくれる〈師匠〉を探しているのですが…。

ウク役は俳優イ・ジェウク。長身でイケメンながら、アクションも少しとぼけた演技もこなす若手実力派✨

ムドクがナクスだと知ったウクは、気門を開けてくれる〈師匠〉となってもらい、正体を秘密にすることを約束。

ムドクは人前ではウクを「坊ちゃん」と呼び、敬語で話しますが、2人の時は「チャン・ウク」「お前」と呼び、敬語も使いません。

ムドク(ナクス)は、力を取り戻すまでウクの〈師匠〉となることにします。そこから、ウクの覚醒のために、命懸けの作戦に出るムドクでした…。

ムドク役はチョン・ソミン。かわいらしいお顔ですが、今作では元刺客。ナクスとして喋る時と、ムドクとして方言を喋る時のコミカルな雰囲気をガラッと変えています。

そして、チャン・ウクには出生の秘密が…。これがすべての始まりです。

ウクの父、天附官の官主チャン・ガンは病で余命いくばくもない当時の王(先代の王)に唆され、自分の体と王の体を7日間だけ〈還魂〉して入れ替えます。

しかし、王の狙いはチャン・ガンの妻で、大湖国で最も美しいと言われるトファ。夫の姿なので中身が王とも知らず密通してしまったトファは王の子を身籠り、生まれたのがウクでした…。

しかも、ウクが生まれた時間に空に帝王星(王となる運命の)が現れたことでさらに事態は大きくなってしまいます。

しかも出産後トファは命を引き取り、自分の責任を痛感したチャン・ガンは幼い我が子の気門を塞ぎ、都を去ります。結果、ウクは名家の息子、天附官の跡取りでありながら気が使えないことで周りからバカにされることに…。

おすすめポイント

【ウクとムドク、師弟関係から恋愛へ】

師弟関係を結んだムドクとウク。元はかなりの力を待っていたが現在は力を使えないので、この師弟関係に意味があるのかと思うのですが…。ウクや自分の生死を賭けて、気門を開けさせることに成功するムドク✨

このムドク、「何もしないなら死ね」という教えでめちゃくちゃスパルタなのです💦

気門の開いたウクは、生来の才能と、ムドクによるスパルタ修行により、あり得ないほどの早さで気を修得していき、ついに【松林】に所属できることに✨

そんなウクとムドクなので、普通のラブコメのようにわかりやすくキュンキュンする恋愛ではありません。生死の堺を何度も共にかいくぐり、秘密を共有し信頼を深めていく中でお互いに特別な感情が芽生えていく…という流れになっています✨

【魅力的な登場人物】

この国では4大名家と言われる由緒正しい名家の跡取りとして登場する4人の男女。

【天附官】のチャン家はチャン・ウク

【松林】の後継者パク・ダング。現総帥のパク・ジンの甥に当たります。

ダングはそれほど手練れではないのですが、明るく友達思いでちょっとおバカなところが周りを明るくしてくれる。

演じているのはユ・インスさん。ドラマ『もうすぐ死にます』でイ・ジェウクさんと再共演してますが、こちらではイジメっ子から殺人を犯す不気味な役で、演技力に定評があります。

【王室】と繋がりが深いソ家の後継者、ソ・ユル。真面目で優等生、【松林】で一番の気の使い手。まさに貴公子です🩷

ユル役にはアイドルグループ『NU’EST』のメンバーで期間限定グループ『Wanna One』のメンバーでもあったファン・ミンヒョンくん🩷

美しく、どこか寂しげで優等生なユルを好演✨あまり感情を表に出さないユルですが、混乱すると顔には出ないけど「道に迷う」という設定もかわいくてよかったです❗️

ユルは少年時代、まだ刺客になる前の少女ナクスと出会っています。淡い初恋ですね。なので、ムドクの中にいるのがナクスだといち早く気づくのですが、それを誰かに言うわけでもなく、ムドクをウクから奪おうというわけでもなく、ただ静かに見守ってくれるユルらしい愛がせつなく、印象的でした。

【鎮妖院】の次女チン・チョヨンは、そこまで神力が高くなく、母で院長のチン・ホギョンはチョヨンの姉でものすごい神力を待っていたが子供の頃に行方不明となっているチン・ブヨンを必死で探しています。

チョヨンは自分の力のなさから、母の顔色を伺い、母の言いなりになっている少し不憫な女の子。しかも、冒頭ですでに心を寄せていたチャン・ウクとの結婚が破談になっています💦

演じているのはアイドル『OH MY GIRL』のアリン。わがままなお嬢様をかわいらしく演じてます🩷

さらに【王室】の後継者、世子セジャのキャラクターがとてもよかったです✨

現王様の息子で皇太子であり、高貴な生まれでありながら、ムドクを気に入ってくれたり、ライバル関係にあるウクとブロマンスを感じさせてくれたり、『還魂2』では亀をかわいがったりと、世子っぽくない親しみやすいキャラが良かったです🩷

演じているシン・スンホさんはとてもイケボで、まさに世子にピッタリの貫禄のある演技でした✨

他にも【松林】総帥パク・ジンと、ウクに仕えるキム・ドジュとの大人の恋愛もほっこりします🩷ジンが鈍感すぎてなかなか進まないのも笑えるポイント❗️

核は〈氷の石〉とチン・ブヨン

後半は天から与えられる天の気を持つ〈氷の石〉を巡って争うことになります。

そのキーパーソンは、チン家の長女で計り知れない神力の持ち主である盲目のチン・ブヨン。子供の頃に行方不明になっていますが…。

「還魂2」

『還魂シーズン1』のラストは衝撃の展開で、そのまま『シーズン2』に続くようになっているので、『シーズン1』だけ観る、ということはちょっと無理な作りになってます💦

そして、『シーズン1』のヒロインだったムドク(ナクス)役チョン・ソミンさんは『シーズン2』には出演してません。(回顧シーンには登場します。)

新たなヒロインはコ・ユンジョンさん。実は『シーズン1』で還魂する前のナクス役を演じています。

体は死んだはずのナクスがヒロイン??と、一瞬混乱しますが、視聴すれば納得はできますのでご心配なく😊

新たなヒロインですが、ムドクと他人なわけではなく(ネタバレになるので詳しくは書きませんが)、さらにコ・ユンジョンさんがかわいらしく、【鎮妖院】に監禁されている健気さもあり、わりとヒロイン交代に対する反発は薄いと思います。10話と短いので『シーズン2』のほうがスピーディーで恋愛要素も多くおもしろい、という意見もあるようです✨

まとめ

『シーズン1』の中盤までは正直情報を頭で整理しながら追うのが精一杯で「おもしろい」と思うところまでたどり着くのは結構大変です💦

そして、中身はナクスとはいえ、力をまったく失ってしまったムドクを師匠にしたために、ウクが力をつけるストーリーが長くまどろっこしく感じてしまうことも…。

しかし、その命懸けの努力により、後半のウクの強さに説得力が生まれるわけです。簡単に気門を開いてもらったり、力を上げてもらったりしたわけではなく、ウク自身の力と努力で成し遂げることが重要なのですね。

恋愛面もあからさまな胸キュンシーンなどは少なく、「あれ?お互いに好きになってる…?」くらいの雰囲気から始まるので、ちゃんと両想いになるのも遥か先です(笑)恋愛よりもやることが多いのです💦

敵は【天附官】副官主チン・ムなのですが、個人的には責任はウクの父で【天附官】官主チャン・ガンにある気がして仕方ない💦

王に騙されたとはいえ、邪術である〈還魂〉を使ったのはチャン・ガン自身であり、そのせいで王の子供をみごもって早死にしてしまう妻のトファも、そんな出生の秘密を持って生まれてしまったウクも被害者。

しかも事情は説明せず、ウクの気門を塞いで、自分は仕事も放り出して放浪。副官主のチン・ムを野放しにしてしまうわけです。ウクは父親の顔も知らず、母親は亡くしており、「チャン・ガンの息子ではないらしい」と噂されながら気門を塞がれ何もすることができないまま成長することに。

ストーリー上の敵はチン・ムではありますが、チャン・ガンもなかなか無責任ではありますよね…?なぜ誰も責めないのかが謎でした💦

しかし、還魂した結果、トファは王の子を身籠るわけですが、体はチャン・ガンなのですから遺伝子上の父親はチャン・ガンなのでは…と思いますが、ウクは先王の子として扱われます。ファンタジーなのでその辺りは流して観ましょう。

オススメ度:★★★★

序盤がなかなか盛り上がらないので、そこはマイナスで。

そこを超えればハマれるドラマでしょう✨

特にイケメンが多く登場するので女性にオススメです‼️

主役のチャン・ウクはもちろん🩷

貴公子ユルも美しい🩷

個人的な激推しは世子様🩷

韓服を脱ぐと、こんなに爽やかな28歳⁉️ギャップやばい…‼️

Netflixで全話配信中です✨

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